平堀地蔵堂のジサバサ
2015年3月26日 木曜日
いつのことだか思い出してごらん。あんなこと、こんなことあったでしょ。
春になると思い出す歌と共に思い出した話は、2012年夏のこと。今が2015年の春先なので、2年半も前のことです。阿賀町へ見仏に出かけました。目的は、平堀地蔵堂のジサバサと即身仏 全海上人、そして鍾馗さまめぐり。
山の中で車を側溝に落としてしまい、炎天下の山中、家族3人レッカーが来るまでの二時間半。泣いてしまいそうな酷い旅でした。
そんな思い出とともに封印しかけていた平堀地蔵堂のジサバサですが、ほんとに素敵な仏像でしたので、かろうじて残っていたメモからざっくりと書き残しておこうと思います。その使命感たるや。
メモの先頭には「11時厳守。お風呂道具を持っていくこと。晩飯。」と書いてありました。
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上杉謙信が戦勝祈願したという毘沙門天
2015年2月17日 火曜日
上杉謙信が戦勝祈願したという毘沙門天像が公開されていると、ローカルのラジオニュースで聞きつけ、上越市埋蔵文化財センターへ行ってきました。通常は30年に一度御開帳される仏像で、本来ならば次の御開帳は2028年まで待たねばならないのだとか。
上越市はここ数年、上杉謙信を中心とした歴史的な地域起こしにも熱心で、越後上越おもてなし武将隊という団体が、謙信を始めとする戦国武将に扮し、あちこちでPRをしているよう。会場の文化財センターは、そのおもてなし武将隊の居城だそうです。
上越市の出身者として、地元を盛り上げてくれている姿に感激しつつも、最近すっかり頭に定着してしまった「上杉謙信=GACKT」のイメージとおもてなし武将隊とのギャップに、向かう車内のBGMは鈴木雅之さんの違う、違う、そうじゃない。
2015蔵王毘沙門堂 Keep Alive
2015年1月02日 金曜日
毎年の恒例となっています、新年の安禅寺御開帳。今年は「蔵王堂城史跡をまもる会」の会員として、大晦日から元旦にかけて、お堂の番をしてきました。最近はサイトの年間更新数も非常に少なくなっているところで、この年末年始の御開帳が自分自身のキープアライブのようにも感じています。
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法隆寺 祈りとかたち展 私的感想文
2014年8月23日 土曜日
会期終了の間際。新潟県立近代美術館で開催されていた「法隆寺 祈りとかたち展」に行ってきました。
半分以上が明治昭和の仏教美術。奈良、平安を始めとする法隆寺の宝物を期待して行ったのに拍子抜けで残念だった…なんて感想も事前にチラホラ見かけましたが、とんでもない。
飛鳥から昭和まで続く仏教美術の系譜みたいなもんがビシビシ感じられる、すげー良い展覧会でした。
以降は記憶を補完する目的の私的な感想文です。
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ぬっとあった幸福地蔵
2014年8月10日 日曜日
2014年6月。
愛車ごとフェリーに乗り込み家族全員で佐渡を目指しました。奇祭 つぶろさし を観るためです。奇祭 つぶろさし は、毎年6月15日に佐渡の羽茂(はもち)地区でおこなわれるお祭り。その昔、みうらじゅん氏の「とんまつり」を読んで以来、いつかこの目で見てやろうと思っていました。
今年はその6月15日が見事に日曜日にあたり、家族旅行は佐渡に決定です。
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