椎谷観音堂37年ぶり御開帳
5月の終わり 柏崎市 椎谷の椎谷観音堂で37年ぶりの御開帳があるとのことで、でかけてきました。
栃木県の性神の館(2020年6月29日に閉館したらしい)に行ったときに、柏崎ってワードを見た印象が強かったので、男根関係もあるのかと思っていたのですが、柏崎繋がりで番神と勘違いしていたようです。あちこちうろうろしたのですが、男根の影も形もありませんでした。
代わりに、エラい低い位置にいる”狛なんか”が居ました。狛犬なんだろうけど、対にはなっていないし、鉱物と生物の中間の生命体のようにも見えます。狛なんかと呼ぶことにしました。
これをじっくり読めば、岩動物についての知見も得られるのではないかと思います。
後日改めて調べたところ、勘違いしていた番神の男根は、裸石大明神というようですね。
さて御開帳。
椎谷観音堂の御本尊御開帳は、住職一代に一回の御開帳とされ、前回の御開帳は昭和59年だったそう。本来、新天皇の御即位を記念して2020年に35年ぶりの御開帳をする予定だったのが、コロナウイルスの蔓延によって2年延期となって、結果37年ぶりの御開帳になったらしい。
本堂が火事になったときに表面が焼けちゃった焼け仏。でも縁起では、火事になる前に佐渡に飛んでいったから無事だったんだそう。
近くで見ても暗くてよく見えなかったが、お寺さんに伺ってみたら表面には木目なんかも残っているらしい。やっぱり飛んでいったから、間一髪間に合ったんだな。
新潟の焼け仏といえば、新発田菅谷寺のお不動さんだと思うのだが、あのお方よりはまだ無事だった感はある。火の手から身
を守るには、やはりタニシでは荷が重く、2万光年飛んで佐渡に行くくらいの離れ業が必要なのかもしれない。
内陣に沢山飾られた絵馬の中に、ミレーの落ち穂拾いが混じっていたのが秀逸だった。
仏像だけではなくて、法話も含めていい御開帳でした。出店で売っていたカレーを買って、海辺で食べました。
2022.5.28
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