GATABUTSU

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投稿日 2012年5月08日 火曜日

コメント コメント(2)

新潟の仏像を「ガタブツ」と名づけました。

にい”がた”の”ぶつ”ぞうだから「ガタブツ」なのであって、決してやま”がた”の”ぶつ”ぞうではありません。

「山形の立場はどうなるのか!」

と、善良なる新潟県民から沢山のご指摘をいただいたこともあり、私の全世界に渡る情報網を駆使してGoogle検索をかけたのですが、山形の仏像はガタブツとは言わないようなのです。もし、山形の仏像さんもガタブツと言いたくなったら、元祖と本家でラーメン屋を開きましょう。めでたし、めでたし。

どうもこんにちわ。フリーランス仏像愛好家です。

フリーランスなので仏像に関する記事を書いたり、講演をして生計をたてたりしているかと思えばまったくもってただのサラリーマンなので、一人寂しく仏像を見て回っている部分が唯一フリーランスっぽいところな仏像愛好家です。精神力としてのフリーランスを標榜。

さて、”仏像”というとどんなイメージがあるでしょうか?

いろんなイメージがあると思いますが、一般的には京都や奈良のお寺のイメージが強いんじゃないでしょうか。修学旅行とかね。
そう確かに仏像というと、京都や奈良、鎌倉なんかに有名な仏像が沢山あります。最近は仏像ブームなんて言われるようになって、テレビや雑誌で見かける機会も増えました。東京で開かれた仏像の展覧会の話題なんかを、耳にしたこともあるのではないかと思います。

仏像メジャーリーグ

私も随分と京都や奈良のメジャーリーグで活躍する仏像を見に行きました。
三十三間堂
仏像を意識して見るようになったのは、仕事の都合でしばらく京都に住んでいた2003年のころからです。
当時は、仏像それ自体にさほど興味はなかったので、最初のうちはお庭の綺麗なお寺や美味しい食べ物を求めて京都の町をブラブラしていたのですが、その流れで当たり前のように訪れた 国宝第一号 弥勒菩薩半跏像率いる広隆寺と、修学旅行でお馴染み三十三間堂の静と動の仏像ワールドにまんまとやられてしまいました。

それから毎年のように京都に出かけ、時には奈良や鎌倉も訪れたりもしていたのですが、そこはフリーランスなサラリーマン。”働いたつもり貯金”の500円玉貯金はいつの間にか底をつき、遊ぶように働いていたらまんまと休みの日に働くことになり、いつしか京都や奈良へ出かけることもままならない状態となっていたのです。金がないとか、みみっちい話をして申し訳ありませんが、このブログは私が富豪になっていく過程を楽しむブログなのです。

「こんなの俺の思ってたフリーランスと違う!」と憤りながら、JRの駅の通路でコペルニクス的転回で頭に思い浮かべたキャッチコピーが「そうだ新潟行こう」。目の前には、京都旅行のポスターがありました。

さて、思い浮かんだ見事なキャッチコピーも、私自身が既に新潟に居るということに気づいてしまい、誰にも知られないうちに「にい”がた”の”ぶつ”ぞう、『ガタブツ』を見に行こう。」と変えたのですが、そもそも誰にも「そうだ新潟行こう」とか言ってないし、それ以前に新潟の仏像にこれまでまったく興味がなかったという驚愕の事実に直面してしまったのです。始まる前から大ピンチ。

「なぁ、ガタブツってもう終わっちゃったのかな?」
「何言ってんだ。まだ、始まってもいねーよ。」
と、すかさず信濃川の土手で一人二役の青春ドラマを演じながら、私の同胞であるGoogleの全世界に渡る情報網を駆使して新潟の仏像を調べてみたところ、いるいる、新潟にも面白くて素敵な仏像が。
新潟には、一般的にイメージできる京都や奈良の仏像とはちょっと違った、味のある仏像が沢山居るのです。

もう一度言います。
にい”がた”の”ぶつ”ぞう、「ガタブツ」を見に行こう。

新潟には味のある仏像が沢山居るんだ

子供の遊び道具として毎年冬には、ソリの代わりとして使われていた仏像。ソリとして使われるウチに顔面と髭が繋がって、つるつるになってしまい、”あご長上人像”と呼ばれることもあるそうです。私はGoogleMapのピンに似てると思うけど。
佐渡には西からの文化や技術が沢山入ってきていますので、京都や奈良の仏像ともひけをとらないハイクオリティの仏像を見ることができます。
越後のミケランジェロと冠されて、県も猛アピールをしていた石川雲蝶という彫師が掘る仏像は、歌舞伎のワンシーンを思わせるような画期的なポージングをしています。歌舞伎というよりもジョジョの奇妙な冒険よろしくジョジョ立ちを決めていて、ズギューンな感じでもあるんですが、何を言ってるのかわからなくても気にしなければいいんです。
石川雲蝶
即身仏という言葉を知ってますか?

生きたまま土の中に埋まって、そのまま仏となることを目指したお坊さんで、簡単にいってみればミイラのこと。新潟には、日本最古の即身仏と最新の即身仏が居るのです。現在の日本では即身仏となることは、法律で禁止されているので、もはやこの地位は不動!
自らが土の中に埋まり、土砂崩れを沈めたという即身仏もいます。なんということでしょう、彼は今、受験生の滑り止めの神様として祀られているのです。
人魚のミイラだって居る。どうだ。

どうですか?ちっとは興味出てきました?

このブログには、私がガタブツを見て回った沢山の記録が残されています。文体などは定まっていないので、ある時は妙にテンションが高かったり、である調だったりですますございますなのですが、これは私が成長していくサイトですので、そういうふうに読んでください。
検索とかで発見されると、成長の過程がわからないので困ったものです。

なにはともあれ、このブログがきっかけて、新潟の仏像に興味を持ってもらえるならば嬉しいです。

2012.5.12
フリーランス仏像愛好家 やまざき ふみひろ

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“このサイトについて” への2件のフィードバック

  1. 星野 より:

    fbのファンページからお邪魔しました
    私は狛犬が気になり そしてこちらのファンページにたどり着きました
    楽しく拝見させていただいております

  2. gatabutsu より:

    狛犬も面白いですよね。
    湊稲荷神社の回る狛犬や、悪田稲荷神社の翼の生えた狛犬、栃尾の猫とか。奥が深いです(笑)
    今後ともよろしくお願いします。

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