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大きな延命地蔵と雲蝶の欄間

投稿日 2011年1月08日 土曜日

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カテゴリ中越地区の仏像

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まだお正月休みのとある日。

新潟の冬はいつも鉛色の雲に覆われているのですが、この日は雲から太陽の光が。
この貴重なチャンスを活かすには、お寺に見仏に行くしかない!

しかし、俺が出かけるとすぐに天気が悪くなるのは世の常!さて、どこに行く!?

ということで、栃尾の曹源寺に息子とふたりで出掛けてきました。我が家からだと割と行きやすいのです。距離的には。

こちらのお寺、とても大きなお寺なのですが、地蔵堂には高さ3.6mという、これまた大きな延命地蔵様がいらっしゃいます。
金色の寄せ木造りで、安政ニ年(1855年)に造立されたものだそうです。市の指定文化財。

延命地蔵菩薩

延命地蔵菩薩

見上げるお地蔵様はその大きさからか、温かいものに包まれているようなとても落ち着いた気分になれました。(いや、まぁほんとは寒かったですけど。)法衣の文様もとても綺麗で優雅な感じ。

こちらのお寺では毎年10月第3日曜日の午前中に、この延命地蔵尊の大祭がおこなわれているそうです。お話を伺ったら、あまり宣伝もしているわけではないので檀家さんが中心だけれども、一般の人も是非いらしてくださいとのこと。舞なども披露されるそうです。

ご本尊の聖観音は秘仏。
H18年の6月18日に、100年ぶりにご開帳されたとのこと。現在のご住職は、10年か20年ごとくらいには開帳したいともおっしゃっているようです。

私が新潟の仏像を見てまわるようになったのは、H18年の6月15日からだったので、この100年ぶりのご開帳はすっげーニアミスだったようです。...残念。
当時の私のspecではそんな情報を手に入れる能力はありませんでした...←今もたいした能力ない。

次回のご開帳には是非立ち会いたい!

欄間には石川雲蝶の作と言われる「馬上の玄徳」と「新田義貞」が。
雲蝶の彫刻を見ることができるとは思っていなかったので、とてもラッキーでした。

欄間の石川雲蝶

家に帰ってから気づいたのですが、こちらには養蚕大明神もいらっしゃるそう。昨年末の文化講座「黙して語る野の石仏-長岡市内の石仏を中心に-」では、養蚕が盛んな地域では蚕にまつわる石仏なんかも多いんですよー、なんて話しを聞いたばかり。こちらの養蚕大明神は写真で見る限り、厨子に入った小柄の木像のようで、手に繭を持った珍しいものとのこと。次回に伺ったときには、是非お参りさせてもらおうと思いました。

この日出かけたお寺は栃尾の曹源寺。我が家からだと割と行きやすいのです。距離的には。

...栃尾って、道が入り組んでいる上にアップダウンも激しいので、ナビや地図を用意しておかないとかなりの確率で迷子になります。この日も、ちょっと寄り道していこうかなーと、適当に車を走らせたら見事に見事に迷子になり、しばらくの間、栃尾の町をぐるぐるぐるぐると回りましたとさ(笑)

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