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筆地蔵のいい顔

投稿日 2010年8月27日 金曜日

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カテゴリ下越地区の仏像

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 古町界隈、西堀通りには沢山のお寺があります。
 道を歩けば寺にぶつかる。

 善導寺には筆地蔵さんが居ました。

 筆を持った仏像といえば、眉間に寄せたシワで幾多の仏女を虜にしてきた、東大寺戒壇院の広目天が真っ先に思い浮かぶのですが、こちらの地蔵はその広目天とはまったくの正反対な、にっこりスマイルです。

寺町歴史さんぽの看板

筆地蔵

 あまりにも生活に密着しすぎて、そして場所や出来事に強く結びついたものが多いからでしょうか、地蔵には少し怖いというイメージを持っている私なのですが、この筆地蔵さんの笑顔には本当に癒されます。
 最小限の少ない線で書いたその顔は、まるでさくらももこが描く、ちびまる子ちゃんのお祖父さん「友蔵」かのような、シンプルかつ味わい深い、優しい顔をしています。

 まさか、その筆は心の俳句を書くためのもの...?

 「実は俺 羽根突き負けた子 塗る係」(筆地蔵 心の俳句)

 六角のほこらには、六体のお地蔵様が。

地蔵の部屋

 こちらもカワイイ。

 なんだかとっても、ほっこりするお寺でした。

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