国厳寺で大仏の模型仏見せてもらった
実家に帰ったついでに大仏にでもお参りしていこうと近所の国厳寺を訪ねたところ、境内の掃除をしていたご住職に、「あがっていかないか?」と声をかけてもらいました。
それまでは大仏殿の外から格子越しに拝んでいたのですが、ありがたいことに内陣にまでいれていただいたのです。
この大仏は三代目らしく、初代のものは9mもの高さだったらしい。
今は丈六で4.84mですが、それでも非常に大きなものです。引っ越しの際の写真を見せていただきましたが、顔の大きさだけで170cmあるご住職の背丈と同じくらいです。
大仏様のうしろには三十三観音様が祀られています。、ご住職の話ではこれは体内仏だったらしい。
1980年代に本堂の雨漏りが原因で大仏様の肩のあたりが腐ってしまったそう。で、そこから白アリが出てしまったのだと。こりゃいかんと慌てて処置をしたところ、大仏の体の中はひな壇状になっていて、そこに体内仏が祀られていたという話。もちろん、それまでご住職も体内仏については全く知らなかったらしいのです。
本音を言えば、タイムボカンシリーズよろしく大仏の口からテクテクとハシゴを下ってきてほしかったところ。「タイナイブッツ…タイナイブッツ…タイナイブッツ…」
大仏をつくる4年前につくられたという、模型仏も近所のよしみで見せてもらいました。
”大仏”って、その名のとおりでっかいんで、実際につくりはじめる前には「こんな風につくりたい!つくるぜっ!」って模型をつくるんだそうです。
でも、よく見ると細部が実際にできあがった大仏とは違いますよね。模型では「こーゆーディティールでつくりたいんだ!」って表現をしても、実際の大仏の大きさになると重さの問題とかがあって、なかなかそのとおりにはつくれないらしいんです。
特に蓮華座の形とかね。
なかなか面白いお話を聞かせてもらえ、ラッキーな一日でした。
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