まちなかに溶け込みすぎる大仏
用事があって家族で新潟市まで出かけてきました。
思いのほか時間がかかりつつも用事を済ませ(僕の係は”子守”でした)、古町の弘願寺へむかいました。
先日購入した「ワンダーJAPAN 12(特集 北陸ワンダー)」という雑誌で弘願寺が紹介されていたので、来てみたかったのです。
ここには全高30尺(約10m)、建物部分からの高さも入れれば20mほどの高さの大仏があるとのこと。
しかしおかしなものなのです。二十歳くらいのころには新潟市に住んでいて、この古町にもよく服なんかを買いに来ていたのですが、まったくこの大仏についての記憶がないのです。
大仏なんだから目立つでしょうに。
嫁ハンに聞くと、僕が住んでいた時代よりも何年もまえから大仏はそこに立っているとのことです。
近くの駐車場に車を泊めて、嫁ハンの案内でその場所にむかいました。
実は、昔あったo-do(オドー)っていう、お堂を改装したライブハウスがあった場所なのかな?なんて思っていたのですが、どうやら向かう場所は違うところのようです。
居ました。
周りを高い建物やモールの屋根に囲まれていて、近くにこないと大仏にはお目にかかれないのです。
そして、この弘法大師像を見て15年以上前の記憶が「どばぁ~~~~~~」っとフラッシュバックのように蘇りました。
来てました!来てました!よく友達と自転車に乗って来てました!
たしかに、初めてこのお寺を見たときには、ギョッw(@。@;)wっとしたのを覚えています。
仏像のことをあまり覚えていなかったのは、こちらのお寺、仁王様が本堂から突き出た格好のガラスケースに入っていて、それがあたかもブティックのマネキン的に見えるので、そっちの印象のほうが強かったためなのです。
この弘願寺、地元では当然のごとく生活に密着しているらしく、物珍しげに写真を撮っているのは僕だけです。嫁ハンも僕からとぉぉぉぉぉぉぉぉく離れて見守っていました。
そして、写真を撮っている僕の脇では、地元の商店街のかたでしょうか?お賽銭を入れ、熱心にお参りをされていました。すみません、邪魔してしまって。
近くのNEXT21という高層ビルに登ると、その展望台からは大仏様を上から見下ろすこともできるようです。仏様を見下ろすなんて贅沢はなかなかできないでしょうから、今度時間があるときに是非やってみようと思います。
またこのお寺、寺泊にある西生寺が本家のようです。西生寺は、日本最古の即身仏(ようはお坊様のミイラ)が祀られているお寺なのです。
そこへ行ったときの話はまた後日。
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