地獄極楽ジオラマな普談寺
旧新津市、現新潟市秋葉区方面のお寺を見にいくことにしました。
その前に新津の花と遺跡のふるさと公園に行き、まずは腹ごしらえです。
座れるベンチを探し、カップラーメンを食べるためにお湯を沸かしましたが、箸を持ってくるのを忘れていました。しょうがないので、蓋を折り曲げて1本の箸のようなものをつくって食べることにしたのですが、周囲の人にジロジロ見られます。
僕は慌てず騒がず、「普段からこうやって食べてるんですよ」って顔して食べてやりました。
箸は、なかなかの発明です。
出かけたお寺は、仏友に教えてもらった普談寺です。この寺はかなり独自の”ワールド”を展開していて、相当面白かったのです。
境内にはちょっとした小屋が建ててあり、地獄極楽ジオラマが飾られています。すごい気合いの入りようで、細部まで楽しめるのです。
ステージは3つに分かれてますが、まずは地獄から。
閻魔を前に、死者が裁きをうけています。小道具も凝っているのです。
死者もリアルに拷問されています。マイケルジャクソンのモノマネをしてる死者も見えます。
地獄のことはよくわかりませんが、敵である仏軍の武将を討ち取ったのでしょうか?菩薩系と天部系の生首がおかれています。
乾闥婆(けんだつば)もいます。死者からはぎ取った衣服はちゃんと布で作られています。このあたりが作者のこだわりでしょうか?オチチがベロ~ンとなってるところも原作を忠実に再現しています。
人形で表現しにくいところは、壁に絵の具で描かれています。まさに地獄絵図です。
ここはなんのステージでしょう?
地蔵による地獄からの救済をあらわしてるのか?それとも、地蔵と餓鬼界の関係を表現しているんでしょうか?
そして極楽ステージです。お釈迦様と菩薩が雲の上で説法しています。
この菩薩は雲に乗せてもらえなかったんでしょうか?泥沼でもがいているように見えます。
参拝者のお願いごとでしょうか?大胆にも、お釈迦様に告ってマス。 「大すき」
地獄極楽ジオラマをあとにし、山門に向かいます。
地方の仁王によくある、”だいぶおかしい”仁王が立っています。キヨシ師匠が両足にフンドシを巻いているようにしか見えません。
山門をくぐると、長い石段が。色遣いやフォントがちょっとこだわっている感じです。
進行方向をきちんと指示していますが、下りのところには同じような看板がないので最終的にはあまり意味がないかもしれません。
階段を登り切ったところには十一面観音が祀られているお堂があります。
お堂の周りも結構楽しいのです。
やっぱ、ローソクはカメヤマローソクですかね。
境内にバーベキューセット?
こんなコテコテの井戸、初めてみました。
Mr.TOPって誰?
寺のいわれや、どんな教えがあってジオラマをつくったのかはパンプや説明もないのでまったくわかりません。ただ、熱い思いは伝わってくる素敵なお寺でした。
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