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加茂の法音寺にはミキヒサげな仁王がいた

投稿日 2009年5月06日 水曜日

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カテゴリ中越地区の仏像

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 下条川ダムへ行こうと加茂方面に車を走らせていたら、途中でなにやら面白げなお寺を見つけました。

 加茂市の法音寺。
 細かいことはわかりませんが、天地人ゆかりの寺らしいです。
 真言宗の寺として、上杉家の保護を受けた瑠璃山長福寺の末寺として開山。景勝の会津 移封により廃寺となるが村人によって再興されたとのことです。(今は曹洞宗のようです。)

加茂市法音寺

 

 こちらの仁王は、山門ではなくお堂の中に祀られています。

ここ、仁王は二王って書くのね

 提灯には仁王ではなく「二王尊」と書いてあったので不思議に思い調べたところ、金剛力士像は本来「二王」と呼ばれていたようですね。阿形、吽形の二体の像で表されることが大半だったため「二王」と。しかし、金剛力士像の中には、単独で表現される執金剛神のようなものや、二十八部衆の中の仁王のように多数の中の二体で表されるものもあるため、「二王よりは仁王と呼んだほうが便利だから広まった」という考え方があるようです。

 さて、こちらの仁王様。
 赤い前掛けは金太郎のようでもあり、顔はなまはげのようでもあり、真っ白な歯はミキヒサを思い出させてくれます。
 僕は二王でも仁王でもなく、ミキヒサと呼んであげたいと思います。

ミキヒサが腹巻きしたげな仁王

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