12年後にまた元気な姿で逢いましょう
中之島の杉之森薬師堂に行ってきました。
事前に伺っていたお話では、秋の開帳は10月8日(金)とのことだったので、その日丁度出張と重なっていた私は諦めていたのですが、たまたま見かけた新聞記事で3日間開帳されているとのことを知り、でかけてきたのです。
春の開帳に伺ったときは平日ということもあり貸し切り状態でしたが、この日はテントも設営されており、大々的に御開帳されていました。
縁起によれば、本尊薬師如来は神亀三年(726)行基菩薩、北越巡錫の際の作と伝えられ、波羅門僧正の開眼と言われています。鎌倉~南北朝時代に修復された形跡があり、また昭和の末期にも大修復が東京の仏師、明珍によって行われたようで、膝の部分のみが平安期のものとして残っているようです。
予定ではお参りをすませたらすぐに帰るつもりだったんですが、少し待てば閉帳の読経が始まるというので、折角の機会、もう少しお参りしていくことにしました。
お経を唱えるお坊さんは、女性の方でした。声明好きの人がこの閉帳のときのお経を聞いていたのですが、上手な声明だったそうです。
お経が終わると、ご本尊前の格子戸が総代の手で閉められました。次の御開帳は12年後です。そのときまた元気な姿で集まりましょうと。
少し笑い声が起きる堂内。
なんとなくですが、こうやって時代と人とが繋がっていくのだなと思いました。
息子と一緒だったため、沢山のお菓子の詰め合わせを頂きました。次のご開帳の時には、息子は中学1年生です。また一緒に来てくれるかな?1歳のときに来たこと、思い出してくれるかな?
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