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薬師と十二神将がバポナとともに御開帳

投稿日 2010年4月14日 水曜日

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カテゴリ中越地区の仏像, 秘仏

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 4月8日水曜日。
 お昼休みに会社を抜け出し、中之島の薬師堂に行ってきました。
 この日、薬師堂では寅年開帳ということで、ご本尊の薬師如来と十二神将が御開帳されるというのです。

薬師如来


 本当は休暇をとろうと思っていたのですが、すっかり忘れていました。
 昼休みは1時間。移動時間も考えたら飯食ってる時間もないので、空腹のまま薬師堂へ向かいました。

中之島薬師堂寅年開帳

 お堂の前には、ご婦人用お履き物が二組。おや、先客か?と思いながら恐る恐る扉をあけると、ご婦人ふたりが囲炉裏を囲んで、お昼ご飯を食べていらっしゃいました。なんでも、本日の当番とのこと。

 待ちかまえていた薬師。カコイイーーー!
 田舎仏のわりにはかなりの男前で、なおかつライトアップが素敵です。頭上あたりからあてられたオレンジの光が光背で反射して、薬師さんが浮き上がっているようです。

薬師如来

 薬壺、デカめ。

 両脇には11人の十二神将が祀られていました。1人はその昔に「持ってかれた」とのこと。

中之島薬師堂寅年開帳 中之島薬師堂寅年開帳

 十二神将はかなり損傷度合いが激しく、補修のあとが目立ちました。

 十二神ほぼすべての腕はなく、足がないものもチラホラ。補修後の姿は、キャプテンフック的です。

キャプテンクック的。オウムを肩に乗せてほしい。

 顔なんかの造形もほぼすべてつぶれた状態だったのですが、かろうじて状態の良い毘羯羅大将 (びからたいしょう)の顔から、もともとはなかなかの男前だったと想像できます。(※右が毘羯羅大将)

中之島薬師堂寅年開帳 毘羯羅大将

 帰り際には、ぶんぶく茶釜的な釜を前にして、お茶をいただきました。なんでもその昔は非常に保管が悪く、十二神将は虫にやられてしまったようです。30年近く前に、京都まで運んで修理をおこなったそうなのですが、それ以降は、御開帳のとき以外にはサラシに巻いて保管するようにしているとのこと。
 あとは、バポナさんが大活躍です。

バポナだらけ

 時間に余裕を持って戻り、お弁当を食おうと思っていたので、お菓子もすすめていただいたのですが断ってしまいました。
 自席に戻ったら、まんまと始業5分前。お菓子もらっときゃよかった。
 ハラヘをコーラでごまかしながら午後の部を励んだ、そんな御開帳でした。

 次回御開帳は10月8日。この日はお祭りと共に、盛大に御開帳されるそうです。

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