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雪壁の向こうに木喰の金毘羅堂

投稿日 2010年1月11日 月曜日

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カテゴリ中越地区の仏像, 秘仏

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 前回木喰仏を探しに上前島に来たのは、今年一番の大雪の日。

 情報があんましないから、上前島という地名をたよりに車を走らせて来たんだけれども、免許センターの角を曲がったらちぃっとも除雪してねーんでやんので、泣く泣く引き返したのです。

 この日も同じように免許センターの角を曲がったら、その先は行き止まりでした。

 ...修行させられてるんだと思います。

 とりあえず、iPhone+GoogleMapで上前島神社ってのを見つけて、そこをめがけることにしました。神社の近くには寺があると、僕の経験が心の扉をノックします。

 しばらく車を走らせると上前島神社につきました。車で近くまではいけないようなんで、車中に嫁ハンと息子をまたせて雪の中をザクザクと歩きます。雪は降ってはいませんが、沢山積もっているのです。

 童心に還ってひとしきりザクザクしてみたんですが、神社の周りには木喰はいないようでした。近所の住民に見られでもしたら、よっぽどの神主志願だと思われたに違いありません。

 嫁ハンと息子にはドライブって言ってあります。

 うーん。今回も見つけられなかったかーとか思い引き返そうとしたその時。

 交差点の脇になーんか雪壁に隠れて看板が見え隠れしたのです。

 おぉ。ハケーン!

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 ほったて小屋にしかみえないその金毘羅堂には、36体の木喰仏が安置されていました。

 秩父34か所観音像と金毘羅大権現に自刻像。

 この木喰仏、その昔は近くの川で水遊びをする子どもたちの浮き輪代わりになっていたといいます。

 浮き輪仏ですね。浮き輪仏なんですね。

 浮き輪として使われていたためなんでしょうか?この浮き輪仏はどれも表面がすり減ってツルツルになっていました。

 ガラスの向こうの浮き輪仏を覗きます。

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 36体の浮き輪仏がずらーーーっと並んでますが、その浮き輪仏を撮影した特大パネルで、マジ仏がばっちり隠れちゃってるところが地図に乗ってない金比羅堂って感じで素敵でした。

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