捨て猫を飼ってた寺
実家のある上越に帰るとお父さん...つーか、おじいさんになってしまった父親が喜びます。孫に会えるのが嬉しいらしく。
その日もお昼すぎに到着し、僕はひとりすることがないので、近所の寺を見に行ってきました。
金谷山という日本スキー発祥の地にある、医王寺という小さな寺。
ここには国指定重文の銅造薬師如来があると聞いてきたんだけど、残念ながら御開帳は毎年5月5日のみのようでした。
白鳳時代のものといわれている金銅仏は、過去の火災によって色が黒ずみ首が曲がってしまったとのこと。市のWebサイトに掲載されていた写真でみる限り、それがいい味を出しているようにも見えます。
このお寺。小学生のころ、みんなで拾ってきた捨て猫を隠して、ミルクをやってた寺でした。金谷山自体はすっかり風景が変わっていて、上り坂の途中にあった陶芸家の家もなくなっていたんだけれども、猫の記憶はそのままでした。
本堂の前に居た苔生した石仏には花が添えられていて、薄暗い夕方だったのですが、そこだけばぼんやりと明るく見えました。
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