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栃尾の泥地蔵2011

投稿日 2011年10月01日 土曜日

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カテゴリ中越地区の仏像, 秘仏

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2011年泥地蔵

人によっては下ネタと思う写真ありますので、そういう内容が嫌な人は見ないでくださいね。
合併して長岡市となってしまった栃尾地区は、奇祭として有名な『ほだれ祭り』や数多くの双体道祖神を見ることができるなど、未だに多くの子孫繁栄の行事や史跡が残っているところ。

昨年に引き続き、今年も見に行ってきました。音子(おんご)神社の泥地蔵。
この泥地蔵は毎年8月26日の午後に行われる、珍棒(ちょんぼ)地蔵祭りというお祭りの中で作られる道祖神。
ネーミングそのままに、大きな男根(ちょんぼ)をもった泥のお地蔵様です。

時間の制約があったりするので普段は団体行動はせず、仏像や祭りを見に行く際は基本ソロ活動なんですが、今回は何人かの仲間とともに出かけてきました。

というのも、Twitter上で栃尾に住んでいる女性と、この珍棒地蔵祭りについて話をしていたとき。

「見に行くのはいいんだけど女子一人でいくのはちょっと恥ずかしいよねw」

という話が。

おっ!これは泥地蔵ツアーのニーズがあるかもしれないっ!?と、募集をかけたのですね。

…男3人が集合して、むさくるしいパーティーが出来上がりました。

このお地蔵様。泥なだけに、このお祭りにあわせて作成され、そしていずれ消滅します。ということはですね、毎年毎年、その姿も変わるってことではないですか。うんうん、よく見れば去年のものと微妙に違う。
『やっぱり一昨年の地蔵が最高傑作だった』とか、『さすがに名人の表面仕上げは違うっ!』とか、『先代の名人のレベルにはなかなか達しませんなー』とか、作成者の間ではその出来栄えについて、熱い議論が交わされているのかもしれません。

泥地蔵2011

ちなみにこちらは昨年の作品。今年のものは面長だということがわかります。

道祖神あるいは泥地蔵またの名を珍棒(ちょんぼ)地蔵

さらに、珍寺大道場さんのサイトでは2009年版の珍棒地蔵を見ることができます。このサイトの写真を見ると、ここ数年の間だけでも作成者の腕前が確実にあがっていることがわかります。

新潟県の栃尾(現長岡市)。
雁木の町並みが有名だが、今では何故か油揚の町として有名になっちゃいましたね。
そんな四方を山に囲まれた栃尾の外れにある音子神社の一画に一風変わったお地蔵さんがいる。
チョンボ地蔵|珍寺大道場

元々は神社の清掃を行った際に、境内の御手洗池の泥上げで出た泥でこのお地蔵様をつくっていたようなのですが、現在は池の泥は使用していないようです。であるならば、どこからこの赤土を持ってきたのだろうと周辺をくまなく調査したんですが、結局最後までわかりませんでした。近くの庚申塚には、作業に使ったであろうスコップが無造作に立てかけてありました。

おっさん3人がオラオラーと、珍坊地蔵を眺めているとどこからともなく地元の女学生らしき二人組が。神社の境内で遊んでいるおっさん3人を、汚いものを見るような目で一瞥し、きゃっきゃウフフと珍坊地蔵を見ていました。

この女の子二人も、いずれ都会に出ていくときが来るのでしょう。そして、合コンやサークルの飲み会で、ふと思い出したようにつぶやくのです。
「私の地元には面白いお祭りがあってー・・・」「あ、うちの地元にもあるある。おんだ祭りのふくの紙ってヤツなんだけど・・・」「あー、そっちのが全国的にメジャーじゃん!それ、ぜってぇ羨ましいわ。」とか、会話が弾むんですきっと。
やべー、激しくその輪に加わりてー。

泥地蔵2011 地元の女子とともに

双体道祖神

泥地蔵の姿をした道祖神の後ろには、小さな石造りの双体道祖神が何体か。栃尾は双体道祖神も多いし、ほだれも河原の石積みもみんな根っこで繋がってる感じがします。音子神社に向かう道中、結構前に行われたはずの河原の石積みをまだ見ることができました。

隣の神社はひと気のない神社。地図上には名前もなく、諏訪大明神の大きなのぼりがあがっていました。ボロボロの石段をあがって行くと、手水鉢には亀の石があったり、梁にはあまり見たことのない、鯉の彫り物があったりとなかなか楽しい発見が多かった。この鯉の彫り物、かなり出来が良かったんですよ。

ソロ活動だったらサクッと帰ってたはずなんで、パーティーを組んで行くってのはこーゆー楽しさがあるんだなと思いました。おじさん二人、ありがとう!

2011.8.27

音子神社(おんごじんじゃ)

仏像 珍棒(ちょんぼ)地蔵
場所 長岡市上樫出
問い合わせ先 栃尾観光協会(TEL:0258-51-1195)
拝観時間 日中
拝観期間 毎年8月26日午後。お祭りのあとも暫くの期間 鎮座。
拝観料 寸志
公式サイト なし
新潟県長岡市上樫出

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    無駄な出っ張りや意味のわからない曲線もなく、シンプルで直線的な形は禅の意識にも通じる部分があってすごく気に入っています。

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    • 壊れても仏像―文化財修復のはなし
    • 飯泉 太子宗
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    仏像修復をおこなっている飯泉太子宗氏の仏像修復に関するエッセイ。
    今、仏像に関する書籍は数多く出版されていますが、この本のような視点から書かれた本はあまり多くなく、いくつかのお寺を訪ねて仏像を見て回ったあとは、ぜひこの本を読んでみることをおすすめします。

    新潟に限らず地方の仏像を見て回っていると、宗教や美術品という見方とは一線を隠した独特の"信仰"という感覚を感じることがあります。
    仏像はその土地に昔から住んでいた人を繋いでいる、リレーのバトンだと思うんですが、それがこの本を読むとスッと入ってくる。
    数ある仏像関連書籍の中で、一番好きな本です。

  • 書いている人

    1

    やまざき ふみひろ

    フリーランス仏像愛好家。仏像についてひとことも喋らなくても、誰も困らないくらいのフリーランス。ライフスタイルとしての仏教好き。
    Twitter IDは[ @gatabutsu ]。新潟の仏像話を中心につぶやき中。
    Facebookでは、記事にする前のメモ書きや、美術館・博物館などもうちょい広い話題でやってます。

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