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サンヨサンヨで浦佐毘沙門堂

投稿日 2010年5月23日 日曜日

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カテゴリ中越地区の仏像

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 浦佐毘沙門堂に出かけてきました。
 大きな山門に大きなお堂。仁王は腰蓑スタイルです。

腰蓑の仁王 腰蓑の仁王


 この浦佐毘沙門堂は裸押合い祭りで有名で、毎年お祭りの時期になるとテレビで紹介されているようなところです。
 まだ実際にみたことはないのですが、普段は仏様が祀られているお堂の中に沢山の藁がひかれ、その中で上半身裸の大勢の男が「サンヨ!サンヨ!」のかけ声とともに福餅を奪い合うという祭り。

 お堂の外には石造りの毘沙門天が居て、押し合い祭りに参加する男衆はその毘沙門天の前にある「日本一大きいうがう鉢」にはられた水に浸かり水行をする。
 祭りは3月3日。聞くだけでサムイよーガチブルガチブル...なわけです。

石造りの毘沙門天

 拝観料を払ってお堂内を案内してもらいました。

 常瞿梨童女(じょうぐりどうにょ)は七頭四臂。その昔、このあたりではツツガ虫によって命をおとしてしまう人が多かったらしく、そのために諸毒を除くといわれるこの仏像が祀られることになったようです。観音菩薩の化身だそうで、緑色の龍女形。手には孔雀の羽や黒蛇を握っています。なんだか神像的でもありカッコよいです。

常瞿梨童女(じょうぐりどうにょ)

 不動明王も制多迦、金伽羅の両童子を引き連れて立ってました。ライトアップが素敵です。

ザ・不動ズ

 坂上田村麻呂が創建したと伝えられている、この毘沙門堂のご本尊はそのまま毘沙門天で、1代1回限りの御開帳とのこと。最近では平成10年10月4日に66年ぶりの御開帳がありました。

 山門の2階にはお寺の行事や団体客からの予約があったときのみ入れるのですが、普段は蔀(しとみ:板戸)が下ろされています。天井には天女の舞絵があったり沢山の観音像が祀られているらしいのですが、蔀によって日光が入らない状態になっているから、非常に保存状態がよく描かれた当初の極彩色が残っているようなのです。

立派な山門

山門二階にある観音像の写真を撮った写真

 裸押合い祭もまだ実際には見たことないので、チャンスがあったらこの山門の2階も含めて行ってみたいと思います。

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    • 見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)
    • いとう せいこう, みうら じゅん
    Image of 見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)

    仏像鑑賞本の定番、みうらじゅん氏といとうせいこう氏の見仏記第二弾です。
    当たり前だけど、仏像って宗教に密接に関わってるし、お作法とかも難しそうで敷居が高そう...と思っている人は、是非、この本を読んでみてください。そしてこの二人の、一見ふざけた仏像鑑賞の旅の裏に流れている仏像への愛がわかるようになったら、仏像を「見る」と言うことにも抵抗がなくなるかもしれません。

    新潟のお寺からは、宝伝寺、明静院、西照寺、長安寺、長谷寺、国分寺、昭和殿、慶宮寺がエントリーしています。

  • 書いている人

    1

    やまざき ふみひろ

    フリーランス仏像愛好家。仏像についてひとことも喋らなくても、誰も困らないくらいのフリーランス。ライフスタイルとしての仏教好き。
    Twitter IDは[ @gatabutsu ]。新潟の仏像話を中心につぶやき中。
    Facebookでは、記事にする前のメモ書きや、美術館・博物館などもうちょい広い話題でやってます。

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