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新潟市美術館の仏像展がピンチなの

投稿日 2010年3月10日 水曜日

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 もうまもなく開催される予定だった、新潟の一大仏像イベント「奈良の古寺と仏像―会津八一のうたにのせて―」が大ピンチなのです。

 嫌な予感が的中してしまいました。

 なんでも、昨年末から続いた新潟市美術館の管理不手際に文化庁が、「これはアナタのところに弥勒様をはじめとする国宝を任せられませんよ」とストップをかけたというもの。

新潟市美術館:国宝展示「認めぬ」 管理に問題…文化庁 – 毎日jp(毎日新聞) かびや虫が展示室内で発生するトラブルが相次いだ新潟市美術館で4月下旬から開かれる企画展「奈良の古寺と仏像」について、文化庁は9日、国宝1点と重要文化財(重文)14点の仏像計15点の展示を認めない方針を決めた。一連のトラブルで、同美術館の運営管理に問題があると判断した。同市は既に同展のPRを始めているが、企画展の目玉作品の展示が困難となる事態となった。

 いまとなってはいくらでもいえるのですが、いくら会津八一さんが新潟市の人だからって、無理に新潟市美術館で開催する必要なかったと思うのです。例え昨年からのトラブルがなかったにしても、新潟市美術館の美術にかける思いってのは、どうしたって他の県内の美術館よりは見劣りすると思うんですよね。

 あ、一県民の感想としてです。
(10/05/02加筆:「新潟市美術館を考える会」のサイト見てたら”ウォーホール展”やら”浮世絵展”やら、かなり行ってたこと思い出しましたわ。すみません。でも、フラムさんに館長が変わったときに、その時代の学芸員さんも入れ替わりになってしまったとかいう話なんですよね?)
 
 旧新津市は現在は新潟市秋葉区。ここには、全国的にも評価が高いと言われている新津美術館があります。この美術館は、設備はもとより企画の内容も素晴らしく、おまけに近くの花と緑の遺跡のふるさと公園には、新潟を見事に表している水辺と綺麗な花があります。県外からの来訪者に新潟を知ってもらうには、すごく素敵な場所だと思うのです。

 搬入搬出の段取りや、既におこなってしまった広報など今からでは会場変更などありえない話でしょうが、どちらにしても良い方向に話を戻してほしいものです。

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    私が仏像にハマったキッカケとも言える感情を、まえがきの一文で見事に表現しています。
    本書は、日本全国にちらばる異形の仏像・神像を中心に約60体を紹介。仏像を求めてあちこちに出かけていくと、時折、理屈ではわからないおかしな仏像に出会うことがあります。そんなとき思う。「これは何を意味しているんだ?どうしてここにいるんだ?」と。不思議なものがそこにあり、そしてそれを長い年月の間、受け継いできた人々がいる。その時代の流れに少し触れられることが楽しい。そんな見仏のモチベーションを掻き立ててくれる写真が沢山掲載されています。

    新潟からは加茂市双璧寺の元三大師坐像と、栃尾のほだれ大神がエントリー。
    「国宝・重文の仏像に言葉はいらないが、異相の神仏像には理由がある。」(あとがきより)

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    今、仏像に関する書籍は数多く出版されていますが、この本のような視点から書かれた本はあまり多くなく、いくつかのお寺を訪ねて仏像を見て回ったあとは、ぜひこの本を読んでみることをおすすめします。

    新潟に限らず地方の仏像を見て回っていると、宗教や美術品という見方とは一線を隠した独特の"信仰"という感覚を感じることがあります。
    仏像はその土地に昔から住んでいた人を繋いでいる、リレーのバトンだと思うんですが、それがこの本を読むとスッと入ってくる。
    数ある仏像関連書籍の中で、一番好きな本です。

    • 見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)
    • いとう せいこう, みうら じゅん
    Image of 見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)

    仏像鑑賞本の定番、みうらじゅん氏といとうせいこう氏の見仏記第二弾です。
    当たり前だけど、仏像って宗教に密接に関わってるし、お作法とかも難しそうで敷居が高そう...と思っている人は、是非、この本を読んでみてください。そしてこの二人の、一見ふざけた仏像鑑賞の旅の裏に流れている仏像への愛がわかるようになったら、仏像を「見る」と言うことにも抵抗がなくなるかもしれません。

    新潟のお寺からは、宝伝寺、明静院、西照寺、長安寺、長谷寺、国分寺、昭和殿、慶宮寺がエントリーしています。

  • 書いている人

    1

    やまざき ふみひろ

    フリーランス仏像愛好家。仏像についてひとことも喋らなくても、誰も困らないくらいのフリーランス。ライフスタイルとしての仏教好き。
    Twitter IDは[ @gatabutsu ]。新潟の仏像話を中心につぶやき中。
    Facebookでは、記事にする前のメモ書きや、美術館・博物館などもうちょい広い話題でやってます。

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