GATABUTSU

中宮寺の弥勒様が新潟市美術館にやってくる

投稿日 2010年1月28日 木曜日

コメント コメント(0)

カテゴリイベント情報など

タグ | | | |

 「我々はこの仏像を知っている!いや!このまなざしと 頭の上のお団子を知っている!」
 ...でお馴染み、奈良は中宮寺の国宝 弥勒様(寺伝 如意輪観音半跏思惟像)が新潟にやってきます。

100128miroku

 年明けごろから噂にはなっていたんですが、いよいよ正式に発表され、1/28付けの新潟日報でも大きく特集されていましたね。

 この展覧会「奈良の古寺と仏像―会津八一のうたにのせて―」、会期は4月24日~6月13日で、そのうち弥勒様の登場は5月25日~6月6日のみ。これ以外の期間はレプリカが展示されるようです。
 なんと弥勒様は、東京以外で奈良をでるのは始めてとのこと。これはこれは貴重な機会です。弥勒様以外にも、沢山の素敵なブツが来てくださるようですし。



 そもそも中宮寺自体がよくできた展示室のようなもの。
 法隆寺脇の生け垣を抜けると現れる中宮寺は、周りを池に囲まれこぢんまりとしています。階段を上って入る堂内は金ピカハデハデではなく、かといって薄暗くてテラテラしているわけでもなく、まさにこの弥勒様のような質素で落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
 弥勒様と対峙すると、まるで柔道の道場で嘉納治五郎先生に諭されているような気分になります。柔道知りませんが。

 新潟市美術館がどういった展示をしてくれるのか楽しみです。
 あと、キャパ的にも設備的にも軽く不安です。

展覧会名 奈良の古寺と仏像―会津八一のうたにのせて―
場所 新潟市美術館
会期 2010年4月24日~6月13日まで。中宮寺の弥勒様は5月25日~6月6日までの公開。
問い合わせ先 新潟市美術館(025-223-1662)
チケット 前売り券は一般のみ1200円。当日券は一般1500円、大学・高校生1000円、小中生300円。

※詳細は公式サイトにて確認してください。

- MAP -

新潟県新潟市中央区西大畑町5191−9

コメントを残していただけると、読者の反応の改善に役立ちます。自由にコメントしていただいて構いませんが、スパム行為や他人を貶める誹謗中傷などはご遠慮ください。

コメントは受け付けていません。

Loading
  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • おすすめ

    • 壊れても仏像―文化財修復のはなし
    • 飯泉 太子宗
    Image of 壊れても仏像―文化財修復のはなし

    仏像修復をおこなっている飯泉太子宗氏の仏像修復に関するエッセイ。
    今、仏像に関する書籍は数多く出版されていますが、この本のような視点から書かれた本はあまり多くなく、いくつかのお寺を訪ねて仏像を見て回ったあとは、ぜひこの本を読んでみることをおすすめします。

    新潟に限らず地方の仏像を見て回っていると、宗教や美術品という見方とは一線を隠した独特の"信仰"という感覚を感じることがあります。
    仏像はその土地に昔から住んでいた人を繋いでいる、リレーのバトンだと思うんですが、それがこの本を読むとスッと入ってくる。
    数ある仏像関連書籍の中で、一番好きな本です。

    • 大仏をめぐろう
    • 坂原 弘康
    Image of 大仏をめぐろう

    全国各地の大仏・大観音70体をカラー写真と詳細なデータで紹介。奈良・鎌倉をはじめとした歴史ある大仏から、「胎内めぐり」ができる大仏・大観音、地元住民に愛される「ご当地大仏」まで、著者が30年にわたり全国の大仏を訪問し気づいた、お寺めぐり、仏像めぐりの新しい楽しみを提案。
    新潟からは越後の里 親鸞聖人,弘願寺弘法大師像,白馬大仏がエントリー。

    • へんな仏像
    • 本田 不二雄
    Image of へんな仏像

    「頭の中でどうにも収まりのつかないものとの出逢いは、困惑をもたらすものでしかないが、同時に、沸き立つような好奇心を刺激する存在である。」(まえがきより)

    私が仏像にハマったキッカケとも言える感情を、まえがきの一文で見事に表現しています。
    本書は、日本全国にちらばる異形の仏像・神像を中心に約60体を紹介。仏像を求めてあちこちに出かけていくと、時折、理屈ではわからないおかしな仏像に出会うことがあります。そんなとき思う。「これは何を意味しているんだ?どうしてここにいるんだ?」と。不思議なものがそこにあり、そしてそれを長い年月の間、受け継いできた人々がいる。その時代の流れに少し触れられることが楽しい。そんな見仏のモチベーションを掻き立ててくれる写真が沢山掲載されています。

    新潟からは加茂市双璧寺の元三大師坐像と、栃尾のほだれ大神がエントリー。
    「国宝・重文の仏像に言葉はいらないが、異相の神仏像には理由がある。」(あとがきより)

    • 見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)
    • みうら じゅん, いとう せいこう
    Image of 見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)

    みうらじゅん氏といとうせいこう氏の見仏記第四弾です。
    今度は、親孝行編ということでそれぞれのご両親を連れた親子見仏の旅。新潟は海も山もあるし、ご飯も魚もお酒も美味しいし、温泉も沢山あるし東京からもアクセス良いし、親孝行にはもってこいの県ですな。

    新潟のお寺からは、観音寺、善行寺、西生寺、国上寺、浦佐毘沙門堂、西福寺、円福寺がエントリー。日本最古と最新の即身仏や、あまり仏像形式では見ることの出来ない浦佐毘沙門堂の常瞿梨童女(じょうぐりどうにょ)に両氏が出会ったエピソードなども綴られています。

    • 般若心経絵本
    • 諸橋 精光
    Image of 般若心経絵本

    絵本作家でもある長岡市にある千蔵院のご住職、諸橋精光氏の著書。
    タイトルのとおり般若心経を概念を絵本の世界で表していて読みやすく、その世界観をうまく表しているという実感があります。絵を見ながら般若心経の文字を読んでいるとスッと心が落ち着く瞬間があり、何度も読み直しました。

  • 書いている人

    1

    やまざき ふみひろ

    フリーランス仏像愛好家。仏像についてひとことも喋らなくても、誰も困らないくらいのフリーランス。ライフスタイルとしての仏教好き。
    Twitter IDは[ @gatabutsu ]。新潟の仏像話を中心につぶやき中。
    Facebookでは、記事にする前のメモ書きや、美術館・博物館などもうちょい広い話題でやってます。

    mail
  • Meta

  • Facebook

  • ガタブツ